<オペ室看護師>器械出しのコツ

新卒でオペ室に配属された看護師が<器械出し>に特化した記事を徒然なるままに書いていきます。

はじめまして。器械出しへの思いを徒然と…

 オペ室看護師略してオペ看歴7年目のうさぎたろうと申します。

そこそこ大きな病院に勤め、様々な手術の介助を経験してきました。

その経験を活かし、思いついたままに器械出しのコツを書いていきたいと思います。

 

まずは、私の器械出しへの思いを書かせてください。

 

【オペ看のイメージ】

「ドラマで外科医にメス渡してる人でしょ?」

医療者でない人だけでなく、オペ室以外の場で勤務している看護師にも言われます。笑

オペ看には大きく分けて「外回り看護師(間介)」と「器械出し看護師(直介)」の2種類があります。清潔なガウンと手袋をまとい外科医にメスを渡しているのは「器械出し看護師」です。滅菌物にしか触れてはいけない器械出し看護師や外科医の代わりに、滅菌物を出したり直接患者さんの介助をするのが外回り看護師の役割です。

 

私もそうでしたが、学生のときのオペ室看護師に特化した授業は少なく印象に残るものではありませんでした。実習でも1日か2日見学をするだけで実際どのような仕事をしているのかはっきりとはわかりません。(学校や病院によっては実際に滅菌ガウンを着て近くで手術をみることができるところもあります。)

つまり、オペ室配属にならない限り一生その実態がわからないのです。

 

【オペ看といえば器械出し】

オペ室はほとんどの看護師にとって未知の領域であり、その中でも器械出しは特殊な技能や知識が必要となるため一朝一夕でできるものではありません。

手術で使う器械・物品の準備やカウント、外科医への受け渡しを行っているため、手術が円滑に進むかどうかは器械出しの力が大きく影響してきます。

様々な思いを抱え手術を受けにくる患者さんやその家族の一番の願いは手術が無事に問題なく終了することだと思います。それに直接影響を与える器械出しはとてもやりがいのある看護ではないでしょうか?

 

ある程度以上経験年数を積んでいくと、外回りをしながら後輩の指導をすることやマネジメントの仕事をすることが多くなるので器械出しをする機会は減っていきます。

しかし、自身が器械出しをすることができないと後輩に的確な指導をすることは難しく、外回りやマネジメント役としてもうまく動くことができません。

 

もちろん外回りやその他の役割も手術に大きな影響を与えるなくてはならない一因ではありますが、その土台には器械出しとしての経験値が非常に重要になってくるのです。

 

【当ブログでやりたいこと】

これから様々な手術の器械出しにつく方にちょっとでも参考になれるよう、参考書にはのっていないような小さなことも含め、リアルな経験をもとにした「器械出しのコツ」を書いていきたいと思います。

よろしくお願いします!!