<オペ室看護師>器械出しのコツ

新卒でオペ室に配属された看護師が<器械出し>に特化した記事を徒然なるままに書いていきます。

器械出しとして最も重要なこと1点目!!!!

いろいろ細かいコツを書く前に最も重要なことを2点教えます。

 

まず1点目は、どのような患者さんにどのような手術をするか把握することです!!

 

は?当たり前じゃん

 

と思われた方は多いと思います。

しかし、経験上これができていない若手が多いのです…。

手術をするためにはまず医師からの手術申し込みがあります。申し込みの受け取りが完了したら手術指示録に手術術式がのり、それを参考に看護師は準備をします。

例えば、「乳房切除術」「頸部郭清術」「帝王切開術」等の主な術式が記載されていますよね?そこだけを見て準備していませんか??

 

「乳房切除術」ひとつとっても患者さんの疾患や要望に応じて色々な種類の手術があります。

   乳房全体を切除するのか?

   部分的に切除するのか?

   センチネルリンパ節の郭清はするのか?生検するのか?

   乳房の再建は希望しているか?

帝王切開術」については

   卵管結紮を希望しているか?

   大量出血のリスク因子がないか?

   子宮の止血ができなければ子宮摘出術が追加になることも…

 

手術指示録に記載されている場合もありますが、記載されていない隠された術式がある場合があるのです!!

そのため、自分が担当する患者さんのカルテは必ず読んで患者さんの状態や手術の方針を把握しておいてください!わからないことがあれば、先輩や担当の医師に聞いてください!

その癖がついたらより大きな手術につく時に絶対に役に立ちます!

というより、それをしないまま年数だけ重ねてしまうと絶対に失敗するときがきます!

 

オペ室での勤務はどうしても同じことの繰り返しに思えてしまうかもしれません。

しかし、患者さんやご家族にとって手術は一生に一度かもしれない、命をかけた一大事です。

患者さんを守るためにも毎回責任をもって担当するようにしてください。

 

2点目は次の記事になりますので、ぜひ一読ください。